会社の奴には絶対知られたくない ネタバレ レビュー

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会社の奴には絶対知られたくない

 新鋭作家、若竹アビシ先生がおくる 会社内パニックホラー漫画『会社の奴には絶対知られたくない』のネタバレ気味レビューをしちゃいます。

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ヒロイン（？）の円山笑は幼い頃から人と接することが苦手ないじめられっ子でした。

社会人となって働くようになっても、会社の同僚たちから距離をおき、いつも一人ぼっち…


同じ会社で働く小学校時代の同級生・中島とも仲良くできずにいました。

そんな中、ある日突然、会社の大嫌いな奴らが「ブタ人間」になるという奇っ怪な事件が起こったのです。

 

そして、ブタ人間達が円山に襲いかかってきます。

殺らなければ殺られると覚悟を決め、元同僚であるブタ人間を殺し始めます。


殺さなければ自分が殺されるのです…正当防衛です。

ですが、一人（一頭？）づつ襲いながら、いままで同僚たちが自分に浴びせてきた暴言をわめき散らしながら、復讐している円山がそこにはいました。…

 

ブタ人間たちとの闘いの途中で人間のままの男性社員「アズマ・ダイスケ」と合流し、意気投合していい雰囲気になるものの、すぐにアズマくんは豚人間になってしまった巨漢のお局に 窓硝子ごと外へ弾き飛ばされて…あっけなくアウト…

しかし、豚人間の襲撃もあっという間に終わります。


ブタ人間は、しばらくすると本当のブタとなり、警察によって捕獲されちゃうんです。

現場にかけつけた、二人の刑事がいい味出してて、ピンチになるとオネエ言葉になる若い刑事がカワイかったです。

そして、この社員を豚化した張本人、ラスボスも捕まって、事件が本当に解決した後、円山は違う職場に就職するんですけど…

やっぱり、ココでもあまり人間関係がうまく行かず。

でも、前の会社で生き残った人が、円山の知らないところで彼女を慕う小さな存在となって…

 

自分で自分の目にフィルターなんか貼っちゃいけないのよ。

話してみたら実はそんなに悪いヤツじゃないのかも？

悪いヤツって決めつけるのは、話をしてからでもいいのかも？

 

円山自身が幸せを自覚できたかは定かじゃないけど、たぶん、ハッピーエンドを迎えたんじゃないかと…

漫画の帯には、サスペンスホラーってなってましたが、そんなジャンルの作品内容じゃ全く無くて、ギャグもあり、心あたたまるエピソードありのヒューマン・ドラマで、面白かったです。

また、若竹アビシ先生の他の作品や次作も、ぜひ読んでみたいって思いましたね。

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